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素人が自分でポスティングをやる際にかかる費用や時間、労力(チラシ印刷からポスト投函まで)【体験談】

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私は過去に個人事業主として独立し店舗を運営していたことがあります。

独立し店舗を運営していく中で一番重要になってくるのが、「集客」です。

その集客をする為のアプローチ方法の手段の一つ「ポスティング」があります。

ポスティングとはチラシ投函のことをいいますが、このポスティングを業者に依頼すると個人事業主にとってはそこそこの出費になります。

なので当時、私はポスティングをチラシ印刷から全て自分でやってみたのですが、その時にかかった費用や時間、手間などをざっくりとまとめてみました。

ポスティングを業者に依頼するべきか、自分でやるべきか決めかねている皆様へこの記事が参考になれば幸いです。

ちなみにポスティングによる集客効果についてはコチラの記事で解説しています。

合わせて読みたい
【体験談】ポスティングの効果って実際どうなの?業界に無関係な独立経験者が忖度なしで解説
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B5用紙2万枚の費用

Amazonにて、B5サイズの用紙を2万枚購入。

色々調べたが、備品は結局Amazonが手軽で安い。

B5サイズ5000枚を2980円(税込)で購入。

これを4セット買ったので、11920円(税込)。

B5サイズにした理由は、インクコストをできるだけ抑える為。

2万枚印刷にかかったインクのコスト(モノクロ印刷)

エプソンのエコタンク方式プリンターにて、互換用インクを使用。

インクコストを抑える為の片面印刷。

カラー印刷ではよりコストがかかってしまう為、モノクロ印刷でチラシを作成。

モノクロ印刷の為、黒インクしか使わなかったが、黒の互換用インクの代金は1980円×2本5セットで約10000円。

そして盲点なのが、「メンテナンスボックス」というインクのカスを溜めるパーツがある。

7000枚くらい印刷すると交換するようにとエラーメッセージが表示され印刷できなくなる。

これも互換用の安いやつを購入したため、一個1100円(税込)×2個。

もし、カートリッジ式でやってたらと思うとコストが、、、ゾッとする。。。

2万枚印刷するまでにかかった時間

エコタンク方式のインクジェットプリンターを8時間フルに稼働させて一日に印刷できる枚数は2500枚くらい。

大変なのは、ある程度の枚数が印刷されたら回収しなければならないし、用紙の補充もちょくちょくやらなければいけない。

そして、インクがかすれてきたらノズルヘッドのクリーニングもやらなければいけない。

2万枚刷ろうと思ったら8日間くらいかかった。。。

モノクロレーザープリンターならもっと早く印刷できただろう。

インクコストで見ると業者よりも費用は抑えられるが、大量に印刷するのにかかる時間や労力を考えると、チラシの印刷に関しては業者に依頼すればよかったと思ったのが本音。

技術を売る仕事でお客さんがほとんど来なくて暇だったからできた。

ポスティング素人が一日で配れる枚数の目安

冒頭でも話した通り、これは私が実際に一人で配ってみた上での実体験です。

ポスティング素人が一人で配れる枚数の目安は3時間で大体500~700枚。

建物が密集しているかまばらかで開きはあるがこんなところ。

ネット情報だとポスティング業者の人が3時間かけて配布する枚数は多くて900枚との事。

私は2万枚の内、5000枚は業者に頼んだので一人で15000枚配ったのだが、全部配り終えるのに2週間くらいかかった感じだった。

ただし、自分で投函するポスティングは散歩感覚でできるので、苦痛というよりはいい気分転換になる。

自分でやるポスティング「費用と時間」まとめ

チラシ印刷からポスティングまでをできるだけ安価に抑えた上で、自分でやってみた際の「費用、時間、労力」をまとめました。

電気代が、、、とか言い出したらややこしくなりますし、プリンターに使う消費電力なんて大したことはないのでその辺は省いています。

「費用」

B5サイズ5000枚を2980円(税込) × 4セット = 11920円(税込)

インク1980円(税込) × 2本5セット = 9900円(税込)

メンテナンスボックス1100円(税込) × 2セット = 2200円(税込)


B5サイズ、モノクロ、片面チラシ2万枚にかかる費用「24,020円(税込)」

「時間と労力」

2万枚印刷にかかった時間 8時間 × 8日間 = 64時間

15000枚配るのにかかった時間 15000枚 ÷1時間で約200枚 = 75時間

業者に依頼するよりも費用はだいぶ抑えられましたが、思った以上に時間がかかりました。

私は暇だからできたのであって、時間に対する費用対効果を考えて割に合わないと思ったら素直に業者に依頼した方がいいかもしれません。

他人の家にチラシ投函するのは意外と勇気がいる

これはいざやってみないと気付かないのだが、自分の店のチラシを他人の家に投函するのは意外と勇気がいる。

その辺りの感覚は人によるかもしれない。

「クレームは来ないだろうか?」

「ポスティングしている自分の姿は怪しまれていないだろうか?」

「ポストの位置によっては他人の家の敷地に入っている感覚」

初めてポスティングした日はたった20枚配るのに結構時間をかけてドキドキものだったが、一度腹を決めてやってみたら慣れるもので2日目で抵抗はなくなっていた。

素人が自分でポスティングする際の注意点

私は自分で15000枚のチラシを配布したが、運よくクレームは一度もなかった。

ポスティングでトラブルにならないようにする為に、私が注意した点についてまとめておきます。

チラシお断りの表記があるポストや家には投函しない

「チラシ投函またはセールスお断り」こういった表記は大体ポストやインターホンの近くにシールやプレートで貼ってあることが多いのだが、そういった家には絶対投函しないようにしましょう。

早朝または夜にポスティングは絶対ダメ

早朝や出勤時間帯、夜暗くなってからのポスティングはやめましょう。

出勤時間帯は忙しいので迷惑ですし、早朝や夜暗くなってからのポスティングは不審者扱いされかねないです。

最適な時間帯としては、10:00 ~ 17:00 の間でポスティングするといいでしょう。

ただし、冬場の17時は結構暗くなるので、季節に関係無く外が暗くなる前には撤収しましょう。

家の住人と鉢合わせたら物腰柔らかく挨拶

ポスト投函のタイミングで家の人が外に出てきて鉢合わせというのも多々あります。

その時は物腰柔らかい感じで「こんにちは~」と挨拶しましょう。

あまりに元気よく挨拶すると相手をビックリさせてしまいますし、無視したり挙動不審だったりしてしまうと不審者っぽく見えてしまいますので、落ち着いて挨拶をしましょう。

マンションのポストに投函する際は管理人がいれば必ず許可をとる

マンションにチラシを投函する際、管理人室などで管理人が常駐している場合があります。

その場合は必ず、管理人に許可をとりましょう。

そして、マンションのポスト付近に「チラシ投函お断り」のプレートや張り紙がある場合は、当然チラシ投函はしないようにする。

ポストからチラシをはみ出させない

15000枚も配っていれば、時々雑に投函してしまうこともあるだろう、、、いやっ!あってはならない!!

ポストの投入口の蓋に噛ませるような形で投函すると、見方によっては目立つかもしれないがそれは悪目立ちです。

チラシがポストからはみ出ないようにしっかり投入しましょう。

ポスティングのちょっとした小技

私があみ出したポスティングのちょっとした小技を紹介します。

それは、その家の住人がポストを開けた際に一番上に表面で自分のチラシが見えるように投函する事です。

基本、チラシはロクに中身も見られずにゴミ箱行きになる事がほとんどです。

ですが、ポストを開けた際に自分のチラシが表面で一番上に置かれていたら、少しは目に留まる可能性も高くなるかなぁと、、。

こういった小技はポスティング業者は絶対やってくれませんので、自分でポスティングをやるメリットの一つかもしれません。

まぁ、新たにチラシが投入されれば自分のチラシは埋もれてしまうのですが、そういった細かいところも意識すればチャンスは広がるかもです。

一投入魂で頑張っていきましょう!!

以上、参考までに。。。

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