ビジネス

【体験談】ポスティングの効果って実際どうなの?業界に無関係な独立経験者が忖度なしで解説

meritfirst

私は過去に個人事業主としてパソコン修理の仕事をし、店舗を運営していた経験があります。

独立し店舗を運営していく中で一番重要になってくるのが、「集客」です。

その集客をする為のアプローチ方法として、SNS、広告、看板、SEO、MEO、ポスティングなど様々な手法がありますが、今回は私が実際にポスティングをやってみた際の効果や体験談などを話していきます。

ポスティング集客に関するネットの記事は、それに携わっている会社やその業界の関係者の記事ばかりで、自分の会社に依頼してもらうために過大に広告効果を盛っているのではないかと信用できない気持ちもあるかと思われます。

私はポスティング業界とは全くの無関係ですし、そのような繋がりもないので実際の体験談を忖度なしで話します。

ポスティングとは

ポスティングとは、チラシ投函のことです。

各家庭のポストに自身のお店の広告チラシを投函することにより、当店はこの価格でこんなサービスが受けられますよという事を周知してもらう為の集客手法。

業者が公表するポスティングの誘引率

ネット情報にてポスティング業者が公表していた、ポスティングによる誘引率の割合は業種にもよるが、1000枚配って1~3件という情報が多かった。

ただし業種によって誘引率は変動するので、単価の低い飲食店であれば誘引率は高くなるし、リフォームなどの高単価サービスの場合はもっと誘引率は低くなる。

実際の集客効果「4000~5000枚配って1件」

私の経験談から。

(※全く関係性ができていない顧客に対してポスティングをした際の統計になります。)

業種はパソコン修理、出張も対応、価格は同業他社よりかなり安価。

そんなお店が各地域に計2万枚のチラシを配った結果、チラシ効果で集客できたお客様は4~5名ほど。

なので、大体4000~5000枚配って一件誘引できた計算になる。(反応率は0.02%)

ちなみになぜチラシで誘引できたか分かったかというと、接客対応の中での雑談にて当店を知った理由を聞いた時に、「チラシ」と答えたお客様が4名いた為。

ポスティング業者に依頼する際の費用

「用紙は自分で用意するのか?」

「印刷は業者に頼むのか?」

「カラー印刷かモノクロ印刷か?」

「片面印刷か両面印刷か?」など

業者にどこまで依頼するかによって料金は変わりますが、相見積りをとった結果、下記条件で5000枚に対してかかる各費用は一番安かった業者でこんな感じ。

B5片面モノクロ、用紙は自分で用意:2980円(税込み)

チラシ印刷費用(相場):19800円(税込)「B4片面、モノクロ」

ポスト投函:13200円(税込)

という形で、チラシ5000枚配ってもらおうと思ったら約36000円(税込)の金額がかかる。

私が実体験から算出した統計からすると5000枚に1件の誘引になるので、お客様からの一案件に対する単価は40000円くらい売り上げないと割に合わない。

ただし長い期間で見るならば「まずはお店を認知してもらう」という事にも意味がある為、一概に誘引率やお客様一人一人に対する売上単価だけでは判断できない部分もあります。

業者に安価で依頼する場合は配達までに時間がかかる

ポスティング業者に依頼する際、ポスティング料金を抑えようと思ったら、全部配ってもらうまでに時間がかかってしまいます。

要は「ポスティング料金安くする代わりに全部配り終わるまでに2か月ください。急ぎで配ってもいいけど追加料金かかります。」という形。

なぜ、期間をあけるとポスティング料金が安くなるのか?

それは、その2か月の間に同じ地域にチラシを配って下さいという案件があれば、一回のポスティングで複数枚まとめて投函できるからです。

そのような形でコストを下げられる為、期間をあけた方が料金が安くなるという仕組み。

「お店オープンしました!!」というチラシだったり、期間限定のキャンペーンチラシをできるだけ安価に配りたい場合は前もって依頼しましょう。

高単価を扱う業種ほどポスティングがおすすめ

ポスティング集客はリフォーム関係や不動産などの1件の案件に対する売上が高単価な業種におすすめです。

理由を私の体験談を元に説明します。(分かりやすくする為に消費税等抜きの単純計算です。)

「例:私のようなパソコン修理屋の場合」

2万部のチラシを業者に依頼した場合の料金を12万だったとします。

私のようなパソコン修理屋の場合、1件の売り上げ単価が2万円くらいが相場だとします。

5000部に対して1件の誘引だとすると、4件誘引できて売り上げ8万円です。

売り上げ8万円 - ポスティング代12万円 = マイナス4万円 となり赤字。

「例:高単価なリフォーム業者の場合」

2万部のチラシを業者に依頼した場合の料金を12万だったとします。

リフォーム業者の1案件の売り上げ単価が100万円くらいだとします。

2万部配って1件でも誘引できた場合の売り上げ100万円。

売り上げ100万円 - ポスティング代12万円 = プラス88万円 という形。

といった形で、高単価を扱う業種は誘引率は悪くなるが、一撃でも当たれば元が取りやすい。

素人が自分でポスティングをやってみた際のコストや時間、労力を解説

コスト的にポスティングを自分でやってみようと考えている方は、筆者の実体験を別記事にまとめてあるので合わせて読んでみて下さい。

合わせて読みたい
素人が自分でポスティングをやる際にかかる費用や時間、労力(チラシ印刷からポスト投函まで)【体験談】
素人が自分でポスティングをやる際にかかる費用や時間、労力(チラシ印刷からポスト投函まで)【体験談】

以上、参考までに。。。

記事URLをコピーしました