無料で使えるWindows Defenderのメリット・デメリット

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ウイルス対策ソフトについて調べていると、今の時代は有料のウイルス対策ソフトなんていらないという記事をよく見かけます。

現役の家電量販店PCスタッフである私の正直な意見としては、無料で使える「Windows Defender」で充分な人がほとんどというのが本音です。

今回はそんなWindows Defender(Windowsに標準搭載されている無料のウイルス対策)を使う上でのメリット・デメリットを解説していきます。

Windows Defenderのメリット

第三者機関「AV-Comparatives」によるセキュリティソフトの性能テスト画像。(赤枠がウイルスブロック率)

無料で使えるのに優秀

一番のメリットはここに尽きると思います。

そして無料で使えるのにも関わらず、ウイルスに対するブロック率が有料ソフトとほとんど変わらないどころか、下手な有料ソフトよりも優秀な性能を持っています。

ちなみに有名どころの有料ウイルス対策ソフト3年版を購入するとなると、ピンキリではあるが7000~15000円程お金がかかります。

無駄なソフトが無い分、動作が軽い

有料ソフトはバックグラウンド(見えないところ)でアップデートがかかった場合、メインの動作になかなかの影響が出ます。

またスタートアップのアプリ一覧に追加されるため、起動時に準備しないといけないアプリが一つ増える分、PCの起動から動作安定までの時間が伸びます。

既存や新規でインストールするソフトと干渉しにくい

有料のウイルス対策ソフトは他社のPCソフトと干渉して不具合が起きたり、誤検知が原因で問題の無いソフトのダウンロードやインストールをブロックしたりする事が、Windowsディフェンダーに比べて多いです。

最近ではそういった誤検知は少なくなりましたが、一昔前は一時的にウイルス対策ソフトをOFFにしたりなんかをよくしたものです。

Windowsディフェンダーはそういった手間が有料ソフトに比べて少ないのがメリットです。

Windows Defenderのデメリット

世間的にまだ信用が無い?

株やFX、インターネットバンキングなどの利用規約を読むと、有料のウイルス対策ソフトが入っていない端末からのハッキングによる損失は一切保証しない、などの記載があります。

信用がないというよりは、どちらかというと運営がトラブルの負担をしたくないが為の言い訳の要素が多いように思われます。

また、会社や個人事業主として顧客情報や社外秘情報をPCに入れる場合、有料のセキュリティーソフトを入れていないと信用に関わりますし、有料ソフトを入れてないPCから情報が漏れてしまった場合には、より責任を追及される事態になりかねません。

インターネットバンキングの保護が無い

Windowsディフェンダーはウイルスに対するブロック率は高いです。

しかし、プラスαの機能が有料ソフトに比べて乏しくなります。

そのうちの一つが「インターネットバンキング保護」です。

有料ソフトにはインターネットバンキングを安全に使う為の機能がついているのですが、Windowsディフェンダーにはついていません。

迷惑メール対策機能が無い

有料ソフトには大概ついている、迷惑メール対策機能がWindowsディフェンダーにはありません。

有料ソフトについている迷惑メール対策機能は、迷惑メールなどを自動で検知して迷惑メールフォルダやゴミ箱に自動的に移動してくれる機能になります。

ウイルス感染やトラブル時の無料サポートが無い

有料ソフトの場合は、それぞれに問い合わせ窓口がありウイルス感染時には相談ができる窓口があることが多いです。

Microsoftは無料の電話サポートはやってないので、Windowsディフェンダーの場合には、自分自身でトラブル解決する必要があります。

まとめ

Windows Defenderのメリット・デメリットをまとめると

無料で使えるのにウイルスに対するブロック率は充分。しかし世間的にはまだ信用は無く「インターネットバンキング保護」や「迷惑メール対策機能」が無いので、安全に使う為には個々のネットリテラシーに頼る部分はある。

というような形です。

以上、

参考までに。。。

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