【簡単ざっくり】パソコンのCPU?メモリ?クロック周波数?コア?スレッド?ベンチマーク?とは、初心者向けに解説

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私は現役で家電量販店のパソコンスタッフとして働いております。

パソコンをご案内する中でお客様が一番気にされるのが、CPUの性能やメモリを何GB積んでいるかを基準に選ばれる方が多いと感じております。

この記事ではCPUとは?メモリとは?クロック周波数?コア?スレッド?Pコア?Eコア?について、家電量販店でPC初心者のお客様に説明しているように、シンプルにできる限り簡単にご説明します。

CPUとは?

CPUとはCentral Processing Unit セントラルプロセッシングユニット(中央演算処理装置)の略です。

パソコンで扱われるデータを制御・計算(演算)している装置です。

一言で言えば、「パソコンの脳みそ」です。

CPUだけでパソコンの動作は決まりませんが、性能のいいCPUを積んでいればパソコンの動作がサクサク動きやすくなります。

メモリとは?

メモリとは、一次記憶装置といい「パソコンで作業中の内容を一時的に記憶する装置です。」

メモリの数字が大きいほど、いろんなソフトを一度に動かしても遅くなりにくくなります。

また、一つの作業をするにしても効率よく処理が行える為、サクサク動作しやすくなります。

よくメモリは勉強机や作業台の大きさと例えられます。

勉強机が広いと「教科書」「ノート」「参考書」を同時に広げる事ができ、効率よく勉強ができます。

逆に勉強机が狭いと「教科書」「ノート」しか広げる事が出来ないので、途中で「参考書」を使いたいと思った時に、「教科書」を一度片づけてから「参考書」を開くというタイムラグができてしまいます。

このようなタイムラグがパソコン内で起こる為、メモリが少ないと動作が遅くなってしまいます。

あと、注意点としましては「メモリは大きすぎても意味がない」という点です。

これも勉強机に例えるなら、「教科書」「ノート」「参考書」を広げて使用するスペースは限られているので、仮にテニスコート並みの広さの勉強机を用意されても持て余しちゃうよという理屈と同じです。

クロック周波数とは?

クロック周波数とは、「CPUが一秒間に何回クロック信号を発信するか」の数値になります。

一般的に、クロック周波数の数字は大きいほど性能が良いとされています。

私がお客様にCPUの最大クロック周波数について質問された時は「車で例えるなら、どこまでアクセル踏めるかと同じです。」とかなりざっくりと説明します。

もう少しかしこぶって説明するなら、「最大クロック周波数とは、一秒間に最大で何回クロック信号を発信するか、、、一秒間に最大で何回仕事できるかの値です。」と答えます。

最大クロック周波数が2.2GHzであれば、一秒間に22億回クロック信号を発信できる事になり、4.7GHzであれば、一秒間に47億回信号を発信できるということになります。

ただし、常に最大クロック周波数で動いている訳ではないというところも覚えておいてください。

コア数とは?スレッド数とは?

CPUのコア数を分かりやすく例えるなら脳みその数になります。

そして、スレッド数とはその脳みそで処理したデータを送る線の数になります。

コアの種類によって賢さはさまざまですが、例えば4コア8スレッドのCPUがあるとすれば、それは脳みその数が4個でその脳みそ達で処理したデータを送る線の数が8本ありますよという意味です。

Intel 12世代CPUから導入されたPコア、Eコアとは

Pコア(Performance Core)パフォーマンスコア

・高性能だけど電気いっぱい使います。

・Pコア一個につきスレッドは2本。

・Eコアより物理的に大きいのでコアの数はあまり積めない。

・ゲームや動画編集、表で動くソフトなど、フリーズしてほしくない高性能が求められる作業で率先して使用されるコア。

Eコア(Efficient Core )エフィシェントコア

・性能は低いけど燃費がいい。

・Eコア一個につきスレッドは1本。

・Pコアより物理的に小さいのでコア数はたくさん積みやすい。

・簡単な作業やバックグラウンドで動作する作業(ウイルス対策ソフトやWindowsの更新など)に率先して使用されるコア。

Pコア2個 Eコア8個(10コア12スレッドの例)

Intel corei5 1255U「Pコア2個 Eコア8個(10コア12スレッド)」のCPUを例に説明すると上記画像のような形になります。

ちなみに、インテル スレッド ディレクターとは、PコアEコアがそれぞれ適材適所で動作するように指示を出している監督的な役割の機能です。

まとめ

CPU:パソコンの脳みそ

メモリ:作業台の大きさ

クロック周波数:どこまでアクセル踏めるかの限界値

コア数:脳みその数

スレッド数:脳みそで処理したデータを送る線の数

Pコア:脳みその種類、高性能だけど電気いっぱい使います

Eコア:脳みその種類、性能低いが低燃費

参考までに。

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