電化製品

海外用変換プラグと変圧器の違い/海外旅行や留学先で日本の電化製品を使う場合の注意点

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この記事では、

「海外用変換プラグと変圧器の違い」

「海外旅行や留学先などで日本の電化製品を使いたい場合のそれぞれの選び方」

について、現役家電量販店員である筆者ができるだけ分かりやすくシンプルに解説します。

海外用変換プラグと変圧器の違い

簡単に言ってしまうと

変換プラグとは、「形が違うコンセントの差込口を別の形のコンセントが差し込めるように変換するための機器」

変圧器とは、「それぞれの電化製品に対応できる電圧に変換するための機器」

なのでこの2つは別物です。

変換プラグとは

国別のコンセントの形状については、後ほど説明するとして

図を使ってもう少し分かりやすく説明すると

上記画像のように、国によっては日本のコンセントが物理的にささらない場合があります。

変換プラグを使う事で、物理的にコンセントがささるようになります。

変圧器とは

図を使ってもう少し分かりやすく説明すると

国ごとによってコンセントから流れる電気の強さが違います。

海外の電圧の違いについては後ほど説明するとして、その電気の強さの違いによって変圧器を噛まさないと電化製品側が故障または正常に動作しなくなってしまいます。

変圧器を使う事によって、海外でも日本と同じ電気の強さに調整する事ができる為、海外でも問題なく日本の電化製品が使用できるようになります。

国ごとのコンセント形状一覧

変換プラグの役割については先ほど説明しました。

次に国別のコンセントの形状についてまとめましたので参考にしてください。

ただし注意点としては、同じ国内でも地域・ホテルにより形状が違う場合があります。

そのため国が重複して表記してある場合もありますので、その点も要確認してください。

Aタイプを使用している国

日本
アメリカ
カナダ
メキシコ
台湾
フィリピン
グアム  など

Aプラグの形は共通ですが、1つ例外があります。

同じAタイプでも「アメリカのプラグは日本のコンセントには物理的に挿さりません」

「日本のプラグはアメリカのコンセントに挿さります」

理由としては、アメリカのコンセントは片方がアースの役割をしている為、幅広になっているからです。

ややこしいですが注意が必要です。

BFタイプを使用している国

イギリス
香港
マカオ
マレーシア
シンガポール
アイルランド など

B3タイプを使用している国

インド
中国
モンゴル
エジプト
サウジアラビア
ネパール
スリランカ
ブータン など

Cタイプを使用している国

フランス
イタリア
スペイン
スイス
ドイツ
オランダ
ロシア
スウェーデン
ノルウェー
デンマーク
フィンランド
ベルギー
ポルトガル
ポーランド
ハンガリー
クロアチア
ギリシャ
韓国
オーストリア など

SEタイプを使用している国

韓国
ドイツ
フランス
オランダ
ベルギー
トルコ
ロシア
オーストリア など

Oタイプを使用している国

オーストラリア
ニュージーランド
フィジー
クック諸島
中国
サモア
アルゼンチン
パプアニューギニア など

日本と世界の電圧の違い

日本のコンセントの電圧は一般的に100V(ボルト)が標準で使われています。

世界では220~240V、または110~130Vが一般的な電圧とされております。

なので日本の100Vは少数派で世界的には一番低い電圧となっています。

また海外では同じ国内でも地域によって電圧が違う場合がありますので、その点も注意が必要です。

日本で買った全ての電化製品に変圧器が必要な訳ではない

商品によっては定格電圧がグローバル対応のものもあります。

製品本体やプラグなどに表記がありますので、日本のみ対応のタイプは「100V」、グローバル対応タイプは「100V〜240V」と記載されています。

グローバル対応タイプの場合は変圧器は無くても大丈夫です。

定格電圧が10V(ボルト)でも違えば必ず変圧器を使用してください。

変圧器不要な製品例

・スマートフォン
・ノートパソコン
・デジカメ など

変圧器が必要になる場合が多い製品例

・ヘアドライヤー
・ヘアアイロン
・電気シェーバー(髭剃り) など

以上、海外用変換プラグと変圧器の違い/海外旅行や留学先で日本の電化製品を使いたい場合の注意点でした。

参考までに。

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