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【絶対にやめておけ!!】Twitter(X)でよく見る「マナー違反」や「変わった人」を無断撮影してSNSに晒す行為

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私は情報収集のためによくTwitter(X)を利用するのだが、たまに電車やバスの中で「マナー違反」だったり「変わった人」とかを無断撮影したと思われる動画が流れてきたりする。

そういった動画がバズって「スカッとした」などというコメントもあれば、「盗撮する奴のほうがヤバい」と批判を受けることもある。

無断撮影した側は軽い気持ちでやっているのかもしれないが、この行為にはおそらく想像以上のリスクをはらんでいる事を理解した方がいいと思う。

今回の記事では、無断撮影して晒す行為についてのリスクについて説明していきます。

民事と刑事の両方で法的リスクがある

マナー違反などを無断撮影して顔がわかるような形で動画をSNSに投稿する行為には、どのような法的問題があるのか。

このような行為には、無断撮影されてSNSに投稿された人に対する名誉毀損や肖像権の侵害の可能性があり、民事上では投稿者が損害賠償責任を負うリスクがあります。

また、刑事上でも名誉毀損罪や侮辱罪に問われる可能性もある。

たとえば直接的に「バカがいた」などという言葉がなくとも、その人の社会的な評価を低下させる表現行為があれば、名誉毀損罪が成立する可能性があるのです。

写真や動画の顔にモザイクをかけていたとしても、その人物を知っている人が見て「この人は◯◯さんだ」と特定できるようであれば名誉の毀損は生じます。

そして刑事事件になるという事は警察が動きます。

世間ではよく警察は簡単には動かないなどと言われていますが、弁護士経由で被害届を出すと警察はすんなり動きます。

そして問題の投稿から半年~1年経ったのち、投稿者の自宅に警察のガサ入れが入ります

示談できなければ前科がつく可能性もあり

名誉棄損罪は罰金が個人だとおおよそ30~50万とネットで言われていますが、必要な金額はその程度で済むわけではありません。

名誉棄損の場合、相手と示談できれば前科はほぼ確実に免れます。

なので示談の方向で話を進める形になることが多いのですが、相手と示談したいとなると罰金や裁判費用などを見越して示談金は50~100万円くらい請求されることもあるでしょう。

また、拡散された動画の再生数や社会的影響にとってはもっと高額になる場合もあります。

当然ですが、自分を守ってもらう為の弁護士さんの着手金も数十万かかります。

変わってる人を晒してバズったらいいなという軽い気持ちがきっかけで警察に捕まった挙句、想像以上にお金がかかってしまうはめになります。

目立つ杭は打たれる

痴漢や転売ヤーなどを自警団のように取り締まる動画を配信していた「私人逮捕系YouTuber」の人達が次々に逮捕されていってます。

マナー違反?を晒しているという意味では、やっていることは私人逮捕系YouTuberと同じなので彼らと同じ轍を踏まないように気を付けてほしい。

参考までに。

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