【規格違反】USBケーブルタイプA(オス-オス)が家電量販店に売っていない理由
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家電量販店でPCスタッフとして働いていると、USBケーブルタイプA(オス-オス)はありますか?と聞かれることがたまにあります。
結論から言うと、USBケーブルタイプA(オス-オス)は規格違反のため安全には使えないという事で家電量販店では取り扱いが無いというのが答えです。
ではなぜ、USB-A(オス-オス)ケーブルが規格違反なのか、安全に使えないのかについて解説していきます。
目次
USB-A(オス-オス)ケーブルが規格違反の理由
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USB-A(オス-オス)ケーブルが規格違反の理由は、接続の仕方を間違えると危険だからです。
例えば、下記画像のように接続したとします。
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USB-Aは電気を送ることしかできません。
なので、USB-A(オス-オス)でこのように接続してしまうと、お互いに電気を送りあって途中でぶつかってしまいます。
分かりやすく例えるならこうです。
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こうなると故障したり、火花が散ったり火が吹いて火災の原因になったりします。
なので危険という事で規格違反とされています。
じゃあ、コンセント同士で差さなければいいのでは?と考えた人もいるかと思いますが、基本的に通電している機器同士で接続すれば電圧は違えど電気を送る同士となりますので危険なのです。
片方がUSB-Aならもう片方はUSB-A以外
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規格内の商品は片方がタイプAならもう片方はタイプA以外という形になるのです。
では、規格内であるケーブルを下記画像のように接続したとします。
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Type-CはタイプAと違って賢いので、電気の送受信を臨機応変に切り替えてくれます。
なので、USB-Aが一方的に電気を送ろうとしてもType-Cはそれを止めてくれるの大丈夫なのです。
しかし粗悪品を使ってしまうと危険な場合もあるので、上記画像のように接続するのはやめましょう。
USB-A(オス-メス)は規格内でOK
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USB-A(オス-メス)の場合、規格違反品を使わなければ、メスの方に差し込む端子はAオス端子となり、もう片方は必然的にAオス以外となり規格違反とはならない為OKになります。
Type-C(オス-オス)なら大丈夫
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Type-C(オス-オス)でも同じことができてしまうから危険なのでは?と思った方もいると思います。
ご安心ください。
先程ご説明したようにType-Cは賢いので、Type-C同士でも電気の送受信を臨機応変に切り替えてくれます。
例えば下記画像のように接続したとします。
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Type-Cは相手が電気を受け取れないと判断したら、電気をストップさせるため、上記のように接続してしまっても大丈夫です。
しかし、こちららも粗悪品を使ってしまった場合には安全とは言えないので注意しましょう。
USB Power delivery(PD)に対応していれば、スマホ同士の充電も可能
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Type-C同士でUSB Power delivery(PD)規格に対応していれば、お互いに通信しあい、バッテリーが多い端末が少ない方を充電することもできます。
PD規格は一般的なAndroidスマートフォンのほとんどが採用しているので、type-Cであればほとんどのスマホでできますが、type-Cケーブルも(PD)規格に対応している必要があります。
type-Cの先をUSB-Aに変換する端子も規格違反
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上記画像のようなtype-Cの先端をUSB-Aに変換する端子も、USB-A(オス-オス)の状況が作れてしまう為、規格違反となります。
逆にUSB-Aオスをtype-Cに変換するのはOKになります。
規格違反なだけで法律違反ではない
このような規格違反品は不要なトラブルを避ける為、ほとんどの会社は作ったり販売したりはしないのですが、Amazonや楽天などのネット販売では普通に売られています。
あくまで規格違反なだけで、作ったり販売したり使ったりする事は法律違反ではない為、世の中に存在しているといった形になっています。
ただ私としては、USB-A(オス-オス)ケーブルを手に入れて何の用途に使うのかと疑問に思うところではあります。
オススメはしませんがどうしても欲しいという方はAmazonなどで手に入りますのでどうぞ。
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